2020年の日本のジェンダーギャップ指数は、世界153か国中121位と昨年よりもさらに低下しました。

私はジェンダーの専門家ではありませんが、ジェンダーギャップの改善を三つにまとめました。

1 若い経営者や、国会議員等影響力の強い男性が、率先して家事、育児に取り組む

以前、小泉進二郎議員が、育休を取ることに対してSNSなどで批判が続出しました。このような状況ではジェンダーギャップは改善されません。最初は批判があるでしょうが、家事も育児も仕事も頑張る、カッコイイ男性のロールモデルを可視化することです。

2 「無意識バイアス」が女性の活躍を妨げている

性別役割分業観を女性自身が無意識に受け入れていると思います。

女性活躍の制度が整っても女性自身が内側から気づいて変えていかなければならないと思います。先行研究では、無意識バイアスは社会環境、家庭環境が影響を及ぼし、幼少期にはすでに確立されているとのことです。

まずは、女性自身が無意識バイアスに気づくことからだと思います。

3 男性の女性に対する捉え方が問題です

女性差別的な社会通念が内在していると思います。年齢で判断することもあり、性別役割分業観は、男性にも多く見られます。

ジェンダーギャップの改善は、女性の経済力とイニシアティブをとれるセクションに着くことを目標にすることが、分かりやすいかもしれませんが、決して仕事だけ頑張れと言っているのではなく、家族、家庭を女性の立場で守りながら男性女性相互の能力を発揮できる社会にしていきたいものです。   未来化プロジェクト 佐藤和枝