NPO未来化プロジェクト 理事 横山順子

コロナによって今までの常識が大きく揺さぶられ、

自分の中でも「問い続ける」ことが多くなったと思う。

 

そんな時に、ふと手に取った本が、石川善樹氏の「問い続ける力」だった。

様々な分野で突出している達人9人の、問いを立て、考え続ける、という

視点が面白く、のめり込むように読んでしまった。

 

そして、本の巻末に「問い続ける力」を身につける。として

ある修道院の逸話が紹介されていた。

修道院の教育係は、新人の修道女が入るたびにこう尋ねるという。

「なぜ、私たちは祈るのでしょうか」と。

この素朴な問いに新人たちは「神様に近づくため」や

「気持ちが穏やかになるから」など、さまざまな答えを出す。

ところが、教育係はそのすべてを否定し、こう諭すという。

「私たちが祈る理由は一つしかありません。それは、祈りを告げる鐘がなるからです。」

 

この逸話の引用にはハッとさせられるものがあったが、

「問い続ける力」を身に付ける理論よりも、実行する難しさで頭が痛くなった。

私をコントロールしている脳の三層構造は、なかなか手強いのである。

 

ならば、「6色の思考術」で突破できないかと思い付き

私の中にある「問い」をフレームワークで整理し、

「問い」→「フレームワークで整理」→「行動」→「結果」のループを回し続けたら

頭の整理だけでなく、新たな自分を「拓く力」が湧いてくるように感じる。

 

未来化プロジェクトのOG・OBには、ぜひ「6色の思考術」の習慣化をおススメしたい。

「継続は力なり!」である。