NPO未来化プロジェクト・10周年シンポジウムでの質疑応答(1)

4月22日(土)のシンポジウムには、多くの方々にお集まりいただき心より感謝いたします。
また、ご多忙にも関わらず、中小企業支援家として日本中を駆けずり回っている小出宗昭氏と三ヶ日の地域活性化をあらゆる角度から仕掛け、実績を積み上げてきた中村健二氏がパネラーとして参加していただいたお蔭で、大いに盛り上がりました。

特に、参加者の方々からの質疑応答に対して、珠玉の回答をいただきましたので、未来化プロジェクトのホームページに掲載することにしました。同じ質問に対して、小出宗昭氏、中村健二氏、佐藤和枝、三人三様の回答は必見です!

Q1:生きる中で、ご自身が大切にしている軸は何ですか (40代女性)

回答(中村健二氏):「恩」と「縁」ですね。それも恩返しではなく「恩送り」です。自分が現在ここに存在して居るのは、好きや嫌いにかかわらず、そもそもすでに存在しているわけです。生んで育ててもらったからで、自分の意志や価値判断が自分の存在意義や存在理由に影響を与えることができるのは、ずっと後ですね。60歳を過ぎた今も、純粋に自分自身だけのことで様々な判断や決定をすることは無いと思います。常に「誰か」を意識しますし(無意識でも)、それは「縁」であり、「つながり」ですね。森の生命
(微生物や植物から小動物まで)サイクルと同じです。森は無数の生命が息づく場所であり、その生命はサイクルや循環を繰り返す。森というステージは「地域」「まち」「ふるさと」また「国家」であり、個々の小さな生命には、親であり友人であり恩人であり、私たちはその子供であり、地球上の生命体のひとつとして「DNA」の恩送りをし続け繰り返さなければなければならないと考えています。自分が常に、何かと何かの「橋渡し役に過ぎない」と考えていることも大切にしています。自分自身の掲げるゴールが、自分自身の関わるプロセスの成就や達成感だけで終わらないので、「完了」「終着」という「やり終えた」感覚がずっと沸いてこないですね(笑)。飢餓感や焦燥感ばかりで、私が幸福感や満足感に至らないのはそのせいかもしれません。

回答(小出宗昭氏):実は考えたことがありません。すみません。

回答(佐藤和枝):相田みつをの言葉の中に「ともかく動いてごらん 具体的に動けば 具体的な答えが出てくるから」事実を確認するためです。失敗もありますがまず、まず行動します。