NPO未来化プロジェクト 代表理事 佐藤和枝

あれこれ考えた末に、考えをまとめようとしてもなかなか考えがまとまらないという経験をしたことがありませんか。

私自身、いろいろアイデアは出るのですが、出たアイデアを全て有効に使いたいと思うから、どうまとめていいのか途方にくれてしまったことは幾度となくあります。

まとめることは考えを整理することですが、実際にやってみると意外と大変で、どこから手を付けてよいのか分からなくなりつい本を読んでしまいます。本を読むと異なる知識を得るのでまとめようとするキーワードや材料がさらに増えて、ますます考えの整理が大変になってきます。

 

1 自分の考えがまとまらない様々な原因

  • 他人の話に左右される

たとえば身近な知人友人が熱く語る話を聞いた時、自分の考えとは異なるのに熱っぽく語る友人知人の発言に感化されてしまう。又、著名な人の講演を聞いた時、権威ある講演会だからと話を鵜吞みにしてしまう。こういう人は、他人の話に左右されるので自分の考えがコロコロ変わってしまいます。

  • 最適な考えを求めてしまう

考えをまとめようとするとき、唯一無二の最適な考えを求めてしまうと、他にもっといい考えがあるのではないかと迷いだし考えがまとまらない。

  • 間違った考えではないかと不安になる

折角まとまりかけた考えなのに、誰かの一言の発言に気持ちがすーっとそっちに近づいて、自分の考えは間違っているのではないかと不安になり、まとまりかけた考えが振り出しに戻ってしまう。

 

自分の考えが他人と違っていても「自分の考えと違うな」と気付くことが大切です。

完璧と思ってまとめた考えであっても、間違っていたと気づいた時は修正すればいいのです。最初から最適な考えにまとまるとは限らないので、修正を繰り返すことで考えが昇華していきます。

 

考えをまとめることは正直しんどいことです。しかしああでもないこうでもないと、考えるプロセスが大切だと思います。