NPO未来化プロジェクト 中野和久

 

高齢者運転免許更新の時期となる。

2回目である。

事前に認知機能検査を受け、次に実務検査を通過すると免許更新ができる。

案内ハガキが来てから6ヶ月かかった。

 

敬老の日に自治会から記念のお菓子を贈られた。

長生きするには、それなりの通過儀礼に出くわす。

 

思い残すことなく旅立つには、それなりの下準備が必要であることを痛感する。

今年も誕生日を迎えて、次の三つに気をつけている。

1つ目は、一日一日やるべきことをやる。

朝起きたとき、今日やるべきことを1つ決めて(確認)して動く。1つにして欲張らないことにしている。

2つ目は、常に身ぎれいにしておく。

歳だから構わなくていいなんてとんでもないと、友人に指摘された。

歳だから若い頃より気を付けて身ぎれいに保つ。

昨日とちょっと気分を変えるために帽子を変える。胸のピンバッチを変える。

新しい自分になった気がする。

3つ目は、言い訳をしない。

言い訳は癖がつくと何にでもつい言ってしまう。

「でも」だとか「だって」だとか言い訳は一種の甘えなのだ。

私は五人兄弟の長男であったから、子供のころ強くそのことを言われた。

そのくせ弟や妹はすぐ言い訳をするのをみて、内心悔しく思った。

今は、そんな気分にはならない。

 

長く生きることは、常の自覚が必要であると思う。